【2025】旅行者必見!ベトナム通貨ドン(VND)を徹底解説|両替・為替レート・計算方法まで
- Star Kitchen編集部
- 5 日前
- 読了時間: 8分

ベトナム旅行を計画していると、「通貨っていくらなの?」「物価は日本と比べて安いの?高いの?」「両替はどこで?」と、いろいろな疑問や不安が出てくるものです。現地で使われているベトナムドン(VND)は、日本円と比較すると桁数が多く、初めてベトナムを訪れる方は戸惑う方も少なくありません。
インフレの影響でゼロが多く、日本円に換算する計算にもひと苦労。そんなベトナム通貨の基本を、旅行前にわかりやすく押さえておきましょう。
こちらの記事ではそんなベトナムドン(VND)貨幣の為替・両替・日本との物価の比較・日本円への計算方法などを分かりやすく解説します。さらに、現地でのお金にまつわるトラブルも合わせてご紹介しますのでベトナム旅行前にぜひご一読ください。
ベトナム通貨の基本を理解しよう

ベトナムの通貨ドン(VND)を使用する上で押さえておきたい概要とベトナムドン(VND)から日本円(JPY)への計算方法、そして日本との物価比較をご紹介します。
硬貨はない!ベトナムの通貨「ドン(VND)」の概要と換算

ベトナムで流通している通貨ドン(VND)。略称は「₫」、国際取引コードは「VND」と記載されます。現在硬貨は使用されておらず、100・200・500・1,000・2,000・5,000・1万・2万・5万・10万・20万・50万の12種類の紙幣が主に使用されています。
日本では金額によって紙幣に描かれている人物が異なりますが、ベトナム紙幣は全ての金額に同じ人物(建国の父であるホーチミン氏)が描かれているので、絵柄ではなく額面を見て金額を確認する必要があります。
また、ベトナムでは小額を切り捨てる習慣があるため、旅行者が1,000ドン未満の小額紙幣を使う機会はあまり多くありません。2025年6月現在、ベトナム通貨であるドン(VND)と日本円(JPY)の為替レートは10万VND=約550円、ドンと米ドル(USD)の為替レートは10万VND=約3.8ドルです。
ベトナム通貨が利用されている現地の物価と日本の物価を比較

旅行先として人気のあるアジア諸国の中でも物価が安いとされる国ベトナム。現地の物価は日本の約3分の1程度と言われ、10万円で充実した海外旅行が楽しめる旅先でもあります。
ホテル代の目安は、ドミトリー(相部屋)で1泊約1,000円~、シティホテル1泊約3,000円~、高級・リゾートホテル1泊1万円~です。
食事は、屋台なら1食約200円~300円でベトナム料理として有名なフォーやバインミーを楽しめます。旅行者向けのレストランは少し高く約1,000円~と見積もっておくと安心です。
また、移動手段としてよく使われるタクシーは初乗りが約60円~80円、バスは約20円〜程度。観光地を巡る1日の移動費は約1,000円〜と言われています。
人気のスパやマッサージも約2,000円~と気軽に体験することができます。全ての物価が日本に比べるとだいぶ安価なので、費用を押さえながら旅行を楽しみたい方に最適です。
支払いで困らない!旅行をスマートに楽しむための準備

現地でスマートに支払いを済ませたい方やトラブルを防止したい方は、ぜひ以下の補足情報をご一読ください。お金にまつわる不安を解消して旅を思いっきり楽しみましょう!
実は簡単にできる!ドン(VND)→日本円(JPY)への計算方法

桁数が多く日本円(JPY)への換算が難しそうなドン(VND)ですが、実は末尾の0を3つ取り、6を掛けると簡単にの大体の日本円(JPY)でいくらになるか計算することができます。ちなみにベトナム国内の価格表などでよく見る「30K」や「40K」などの表示は、末尾の0を3つ省略した表記になります。その場合はそのままの数字に6を掛けましょう。
たとえば、金額の換算に迷ったときは、ドンの「0」を3つ取って6を掛ける(例:100,000ドン → 100 × 6 =約600円)と、おおよその日本円に計算できるので覚えておくと便利です。
先ほども少し触れましたが現在ベトナム通貨には硬貨(コイン)は流通していません。使用されている12種類の紙幣はその全てが似ていて、さらに桁数も多いのでパッと見るだけでは間違えてしまうこともあります。それぞれ色が変わっているので、色味と額面の確認を怠らないように気を付けましょう。
ベトナム通貨への両替はどこがおすすめ?通貨レート・利便性で選ぶベスト3!

出典:O-DAN
ここでは日本円(JPY)をドン(VND)へ、両替・為替を行うタイミングや場所についてご紹介します。ベトナム通貨への両替や為替を行える場所はいくつかありますが、安全性の高い場所を見極めて嫌な思いをしないよう気を付けましょう。
日本円(JPY)からドン(VND)への両替は、日本の国際空港・ベトナムの空港・両替所・銀行・貴金属店などで行うことができます。ドン(VND)はベトナム以外での両替や使用ができない場合が多いので、旅行で使う分だけを両替するようにしましょう。
第1位:貴金属店・ゴールドショップ|レートが一番高い

地元の人々にも利用される貴金属店やゴールドショップは、他の両替スポットに比べて最も良い為替レートが期待できる場所です。観光客にも人気があり、うまく利用すればお得にドン(VND)を手に入れることができます。
おすすめポイント:
レートが非常に良い(最も高い水準)
現地慣れした旅行者に人気
注意点:
店舗によってレートに差があるため、事前の調査が必須
初心者にはややハードルが高い
ちなみに、ホーチミン市街地ではベンタイン市場となりのHa Tamという貴金属屋がダントツでレートが良いのでおすすめです。
第2位:ATM(クレジットカードのキャッシング)|街中でいつでも引き出せる

海外対応のクレジットカードを持っていれば、ATMを使ってその場でドンを引き出せるキャッシングも便利です。街中のいたるところにATMがあるため、時間や場所を選ばず両替ができます。
ただし、クレジットカードの種類によっては、海外のキャッシング利用に関して事前に申し込みが必要な場合もあるため注意が必要です。出発前に確認しておきましょう。
おすすめポイント:
利便性が非常に高く、24時間利用できる場所も多い
為替レートは銀行水準に近く、安定している
注意点:
キャッシング手数料や利息が発生(※カード会社により異なる)
利用限度額や繰り上げ返済に注意が必要
第3位:ホテル内両替|手軽で安全、初心者向け

宿泊先で手軽に両替が行えるホテルは、両替後にすぐ部屋に戻れるのでひったくりに遭うリスクが低く、ホテルによっては24時間対応しているので利便性が高いです。しかし、街中のレートが高いお店に比べると若干低く、手数料などがかかる場合もあるので注意しましょう。
おすすめポイント: ・宿泊先で完結できるため、ひったくりなどのリスクが少ない ・深夜や早朝でも対応可能なホテルもある
注意点: ・為替レートはやや不利で、手数料が発生する場合もあり
その他の両替スポットの特徴と注意点
貴金属店やATM以外に、空港や政府公認の両替所などでも両替ができます。それぞれの特徴と注意点をまとめましたので、参考にしてください。
日本の空港: 安心感はあるがレートが悪い。出発前に少額だけ両替するのが無難。
ベトナムの空港: 到着後すぐに両替ができるが、レートは低め。深夜便には便利。
市内の両替所: 公認店ならレートは良いが、非公認店はトラブルになる可能性もあります。両替直後のひったくりにも注意が必要。
ベトナム市内の銀行: 安心だが営業時間に制限あり。混雑することも多い。
アメリカドル(USD)とドン(VND)の為替と注意点

使用できる国が多いアメリカドル(USD)からベトナム通貨であるドン(VND)へ両替を行う観光客も多くいます。一度ドン(VND)へ替えたお金を再び日本円(JPY)に戻せる場所は少ないため、余ったお金をアメリカドル(USD)へ両替するケースもあるようです。
アメリカドル(USD)からドン(VND)への為替レートは10万VND=3.8ドル。観光客向けのレストランやテーマパークなどの施設ではアメリカドル(USD)がそのまま使用できる場合もあります。
お金に関する現地でのトラブルを知って予防しよう

基本的に治安の良いベトナムですが、スリやお金にまつわるトラブルは起こっています。日本ではありえないお釣りのシステムとして、小額の場合はお釣りが省略されたり、ちょっとしたお菓子で返されたりといった対応があります。桁数の多い通貨が主流のベトナムでは日常的なシステムになっています。現地で驚かないように頭に入れておきましょう。
また、ひったくりやスリなどが横行している地域もあるので、両替所から出た直後は細心の注意を払う必要があります。簡単に身体から離れないタイプのバッグを活用するなどの対策を取っておくと安心です。さらに、市内の貴金属店やゴールドショップなどで詐欺まがいのぼったくり被害に遭う方もいますので、両替所ではかならずレシートをもらっておくようにしましょう。
ベトナム通貨 ドン(VND)の基本を押さえてベトナムを楽しもう!

ベトナム通貨であるドン(VND)は、インフレの影響もあり桁数が多く一見難しい印象です。しかし、計算方法や為替レートを含めた価値を理解すれば、日本円(JPY)と変わりなく使うことができます。物価も安いので気軽に楽しめるおすすめの観光地です。両替場所やトラブルを把握して、ぜひ最高の旅行を満喫してください。
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